古物商許可証 [NO.6]

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将来アンティーク品を取扱いたいので、古物商許可証を取得しました。
少し難しく感じて行政書士に頼もうか迷いましたが、節約のため自分で申請する事にしました。
今回は、個人事業主が「古物商許可証」を自分で取得する方法を紹介します。
ちなみに、無許可で古物の売買を行うと「三年以下の懲役または100万円以下の罰金」が処せられます。

まずは、次の条件をクリアーしていることが取得のための条件になります。
1.犯罪歴がない。
2.破産者でない。
3.成年被後見人(精神疾患などで正常な判断ができない)でない。
4.18歳以上である。
5.公務員ではない。
6.日本人であるか、在留資格がある。
7.許可の取り消し歴がない。
8.営業所がある。
9.商品の保管場所がある。

1〜7までは基本的な項目として、一番引っかかりやすい条件は8.9.です。
個人事業主が個人で古物商許可を得ようとすると、事務所か自宅の住所で登録することになります。
営業所と商品の保管場所としては、バーチャルオフィスは当然NGですので、私の場合は自宅住所での申請としました。
自宅や事務所が借家の場合は、賃貸契約書コピーと使用許諾書が必要な場合がある様なので、事前に取得できるかを確認する必要があります。
1〜7で条件を満たさない場合には、詳細の規定がある様ですので、警視庁のHPもしくは各都道府県警のHPを参照するか警察署に相談してください。

記入が必要な書類は下記3種類です。
1.古物商許可申請書
2.誓約書(個人用1通、管理者用1通)
3.略歴書(過去5年間を記載しているもの)
警視庁のHPもしくは各都道府県警のHPから様式をダウンロードして、記入例を参考に記入します。
警視庁の記入例が大変親切で、とても参考になります。

古物商許可申請書のポイントは下記4点で、それ以外は記入例を参考に記入できます。
1.「行商をしようとするものであるかどうかの別」は、「1.する」を選択します。
 届出住所以外でも古物売買ができる様にしておきます。
2.「主として取り扱おうとする古物の区分」を13品目から選択します。
 私の場合は「03時計・宝飾品類」としました。
 「自動車」などを選択すると、保管場所などその他の書類が必要になる可能性があると思います。
3.「取り扱う古物の区分」は、取り扱う可能性のある古物を全て選択します。
 私の場合は、「01美術品、02衣類、03時計・宝飾品類、07写真機類、10道具類、11皮革・ゴム製品類」を選択しました。
4.「別記様式第一号その4」は「2.用いない」でまずは申請します。
 古物商許可申請時点ではネットショップのURLは決まっていませんでしたので、URL決定後にアンティーク品を販売するタイミングで修正申請することとしました。

略歴書は、会社員であったなら入社を記載して過去5年間を超える期間にします。退社して無職の期間がある場合も記載します。

用意する添付書類は下記2種類です。
1.本籍が記載された住民票の写し(マイナーバー記載なし)
2.本籍地の市役所・区役所・町役場などで発行される身分証明書
身分証明書は免許証のコピーとかではなく、本籍地の市役所・区役所や町役場などで発行される「身分証明書」という書類が必要になります。
本籍地が遠方の場合は、郵送などで依頼する必要があり、時間が掛かる様です。

書類が全て揃ったら、許可申請書に記載した住所を所管する警察署に提示します。
事前に警察署に電話して「古物商許可申請の件」で、提出日時の予約を入れた方が安心です。
古物商許可は、大抵の場合「生活安全課」が担当していますが、担当者が少なく事件の対応していて不在だったりする場合があるためです。
警察署の確認が終わると「19,000円分の収入印紙を購入して貼る」指示があると思いますので、指示に従って書類を提出して申請終了です。
警察署への書類提出から古物商許可証の発行まで、40日ほど審査時間が掛かります。
必要書類を集めたりする時間も含めると、かなりの時間が掛かりますので余裕を持った申請が必要です。

私の場合、担当警察官の方が大変親切だったためとても助かりました。
事前に警察署の生活安全課に電話して相談し、必要書類と注意事項などを親切に教えてもらいました。
また、申請時も間違いがあった箇所の指摘と修正も親切に指示をして頂き、その場で修正できました。
とてもスムーズに申請できて、審査期間は土日入れて43日間でした。

警察署の担当の方によっても対応が違うと思いますが、事前に警察署に電話して相談することをお勧めします。
私は、最初の電話相談の警察官の方の対応がとても親切だったため、行政書士を使わないで自分で申請する事に決定しました。
まずは先ほどの警視庁のHPもしくは各都道府県警のHPを一読して疑問点をはっきりさせてから、疑問点を警察署に電話相談すると話が早いです。
皆さんの警察署でも、警察官の方が親切に説明してくれると思います。

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